ツタンカーメン

馴染みすぎではあります。年と共に王の印象がかわります。今は不遇の王という印象です。数年前片足に骨の異常が発見され歩くのも大変だっただろうと学者が話していました。からだにハンディのある人だったのでしょう。お父さんがものすごい変革者でかなり強引に国を作り変えたカリスマで、お母さんは今も賞賛される大変な美女。家族像の中に男の子がいない。後継である男の子がそんな扱いを受けるでしょうか。政務につけない理由から表には出さなかった、または手元に置いておきたかったのかもしれません。ひょっとしたら知能の発達ににも問題があったかもしれません。男の子は、お父さんが行きすぎた政治をした天罰を請け負ったのかもしれません。美しい妻は王である夫を止めることはできずただ横で静かに寄り添うしかなかった。あの黄金のマスクは神様が不遇な男の子に送った最高のマスクとなりました。そこには父と母、兄妹の家族の愛も込められているんじゃないのかな。